風化と生長

使用樹木名:ジューンベリー・ブルーベリー・ソヨゴ・ツリバナ・アブラチャン・ツワブキ・フッキ草・苔

ご要望はコンクリート土間ではない事。

土を感じられる場所がある事。

少しでいいので植栽スペースがある事でした。

また、車が2台、自転車が5台、オートバイが1台置ける事も重要な事でした。

そこで、週末程度しか使用しない車を大谷石の場所へ。日常的に使用される車を芝生の駐車場へ。自転車は自転車スタンドを設けました。また、お子様の小さな自転車などは玄関横のデッキ部分、ポスト前の自転車スタンドなど状況に応じて配置してもらえるように考えました。

「風化と生長」大谷石はとても柔らかく風化をしていきます。空間を分ける役割をしている版築土塀も植栽の関係上、下から3/5程度の高さまではセメントが入っていますが、残りの部分はセメントを使用しないで風化していくようにしています。その一方、樹木・芝生は生長をしていく。風化して形・色を変えていくものと、芝生と樹木の緑・力強い幹・繊細な枝。その対比を楽しめたらと言う思いの設計になっています。